お城(6080)|レゴお城シリーズ - なつレゴ

1984年

1984年、それまでの街シリーズ、宇宙シリーズなどに加え、新たに「お城シリーズ」が仲間入り。LEGOお城シリーズの歴史はここからスタートしました。

お城(6080) / お城シリーズ

お城 #6080

お城シリーズ初期の中心となる大型モデル。
上から見ると真四角の非常にシンプルなデザインで、またこのシリーズ特有の「城壁」パーツを多用しているせいもあってか、一見したところやや薄っぺらで迫力に欠ける印象を受けます。
ところがこの城壁、ヒンジ(蝶番)パーツによって左右に大きく展開できるようになっており、広げてみるとその印象はガラリと変わって、バランスのとれた非常に存在感のあるお城へとたちまち変身するのです。この「城壁を展開する」という画期的なアイデアは、これ以降お城シリーズの基本ギミックとして定着することになります。

お城の展開 お城の展開 お城の展開

▲お城の両側面に蝶番パーツがあり、自由に可動するようになっています。展開は背面部分から。パカッと割れるように左右に開くしくみ。

お城の展開

▲正面から見たところ。最初の写真と見比べてみてください。城壁が左右に大きく広がることでお城のサイズまで大きくなったように見えて、展開前とはずいぶん印象が変わりました。

跳ね橋

▲正面ゲートの跳ね橋は、城門塔の側面にあるウィンチを操作することで上げ下げできます。

門

▲敵の侵入を防ぐための「落し格子」は、上から吊るしてある糸を引っ張ることで開け閉めできるしくみ。

お城正面

▲このセットで印象的なのは、やはりお城の顔とも言える城門塔正面の部分。左右に紋章を掲げ、2本の槍が交差したデザインは、シンプルながら効果的なアクセントとなっています。

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お城シリーズの第1弾として登場したこともあってか、目立った派手さこそないものの、基本をしっかり押さえた良作に仕上がっています。跳ね橋や落し格子など、いかにも子供が喜びそうなしかけがいっぱいで、これらは後につづくお城作品のお手本ともなりました。また、大きく左右に展開できるところなどは、しかけの大胆さばかりでなく、「遊びやすさ」も計算されていてとても感心させられます。
お城を守る兵士ミニフィグがたくさんついているのもポイント高し。歩兵、弓兵、騎兵がそれぞれ4体ずつ、なんと合計12体も入っています。

兵士ミニフィグ 兵士ミニフィグ 兵士ミニフィグ

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